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2011年6月14日 (火)

いちご白書

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学生時代。

つかの間の恋。闘争。ビートルズ。ベトナム戦争。就職。

60年代をさかいに、時代は抑圧する側とされる側に二分化されてしまいました。

情報や善悪の基準はいつしか歪められ、そして常に片方から発信され、巧妙なプロパガンダのように抑圧される私たちを

すっかり洗脳してしまったのです。

『存在するために抵抗する』とはカミュの言葉です―――。

それから半世紀が経ち、インターネットが世界中に普及し、私たちは歪みの無い真実を知る機会に触れることが出来ます。

中東で起きた民主化の波。共産圏でのアジアでも、それは起きています。

カミュの言葉を具現化できる今日において、あの時代を生きた人たちはいったい何を思うのでしょう・・・。

60年代に憧れを抱く私がここにいて、時代が繰り返す必然性に注意を払う私がここにいて、

それでも『世界は何も変わらないよ』と私の耳元で囁く何者かがいて、私は両手で頭を抱え、むせびながらこう叫びます―――。

『これ以上、私に付きまとわないで!』

頭の中で『Helter Skelter』が鳴り響きます――。

哀しいことに、明日になれば、私は抑圧する側に属している自分を淡々と演じることでしょう。

存在するために、抵抗する。

この言葉を、そっと胸の奥底に隠し続けながら・・・。

caption & photo by kyo-nakayama

************************************

『撮影データ』

1DMarkⅢ&EF16-35mmf2.8LⅡ

トイカメラ風仕上げ

赤レンガ倉庫3階のカフェにて

ここでランドマークを眺めながらカレーを食べました(笑)

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コメント

いちご白書ですか懐かしいですね。ブルース・デービソン、キム・ダービー、だったかな、
大学の授業をサボって見に行きました(^!^;)。ラストの学生集会で学生達が「ギブ・ピース・
ア・チャンス」を唄うなか、警官隊が排除に突入するシーンは今でも脳裏に焼き付いています。

60年安保の頃はまだ小学生でしたが、校庭で「アンポハンタイ・コッカイカイサン!」などと
叫びながら友達と肩を組んで遊んだのを思い出します(^!^;)。これはあくまでも遊びですが、
それほど学生達の熱気が伝わったのだと思います。今でもこのとき亡くなった樺美智子さん
の名前は覚えていますよ。

それに引き替え70年安保の頃は一部過激な場面もありましたが、60年安保ほどの熱気は
すでになかったと思います。私もいわゆるノンポリのひとりでした(^!^;)。
だから、60年代を戦った我々のお兄さんお姉さん世代は尊敬していますが、同世代の人たちが
あれほどの熱気を持っていたかは疑わしいと感じます(^!^;)。

で、「いちご白書」をみて一番感じたのがアメリカの大学生の生活の自由奔放さだったかな(^!^;)。

いつの時代も,情報に翻弄されるのも,また情報を利用するのも,本人次第だね。いくらインターネットが普及しようとも,その中に埋もれる真実を探し出す力は,個人の嗅覚以外に無い。そうでなければ「あの人がそう言ってるから」と,結局世論や独裁者に扇動される状況に変わりは無い。

で,そこのカレーは美味しかったのかしら?(笑)

それはフォークソングから始まった。
ラジオから流れるアメリカの反戦歌・・・
そして 自分の意思で曲を書き唄う事の出来る
僅かな『自由』というものを手に入れた。

しかし 公園が通路だと当局よりはじき出され
それでも 彼らは 自分の意思を貫いた。
体制からの脱却 それが自由を手に入れる事だと信じ
ヘルメットをかぶり角棒を持ち 男も女も・・・

決して肯定しているのではない。。。。が 否定もしない。
今の社会を動かしている世代の人々が通って来た道だ。

新しい自分探し それは今 いろんな形に変わっても
ずーっと生き続ける気がする。

だから 頑張れ 今の若者たちよ・・・

Jimmy

♩ジンジンジン♬雨が降る♩ジンが旨いぜよジンジンジン雨が降る♬
すみません〜ipadだと、誤字脱ジンが多くて〜♩

ご伝言、ありがとうごじゃいます。
感謝します。
色々とご伝授頂き、感謝しております。
中山杏著書「特別の詩」「広角チ◯ポポの使い方」は僕の愛読書です。

ここんところ広角チ◯ポポレンズをいぢって、遊んでます!
70ー200ⅡLはお休み中どえす。
レンズもお姉ちゃんと同じで、色々と取っ替え引っ換えの浮気?は良くないですよねf^_^;)
杏先生!←これはLadyに聞いてはいけないお言葉ですね・・・すみません(( _ _ ))..zzzZZ

杏先生、横長のトリミング&モノクロ作品(何って言ったらいいのかわからない・・・)
ここ数日間、横長が気になってしょうがない日々を過ごしております。
そのうちに模写作品が某サイトにアップされるかも☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆

最近、気づいたこと・・・杏先生は映画好き!
ん〜違うな〜誰かさんの影響で(付き合いかな!)、映画を色々と観てるか!
記憶で、ブログに a few goodmen ってお言葉があってので・・・・

では今宵も今宵で、寒いな〜♩ジンジンジンもう一杯♬
御無礼な内容をお許し下さい。
おやすみなさい(( _ _ ))..zzzZZ


夢野途中さま

おはようございます(^^)
>『ノンポリ』・・・・・・。
↑↑↑↑↑
意味が分からず、検索して調べちゃいました(汗)

60年代と70年代にも微妙な違いがあったんですね。コメントを拝見し、その違いを感じました。
現代はどうでしょう?
最近驚いたのは、生涯雇用を望む若者たちが8割も9割もいたというアンケート記事を目にした
ことです。
震災があり、政治の混迷があり、不況があり。そしてあまりにも物事が細分化されてしまった
結果、その価値観さえ薄まってしまった印象を受けます。
そんな中、保守的で安定を望む今の若者たちの考えはうなづける部分も多いですね。
もちろんそんな注意深く思慮深い?現代の若者達を、私は非常に好意的に受け止めています。
バブリーで勢いのあった時代は、その逆だったと承知しています。
・・・と、マジメなお話はここまでにしておいて(笑)
相変わらず冴えない天気が続いています・・・。
私の現況をさり気なくお知らせしておきます(笑)
①蒸し暑いので、化粧のノリも悪いし、すぐ剥げ落ちる。
②何事にも気力が萎えている。
③食欲は、通年で、あります(笑)
④物欲は旺盛。でもお金がない・・・。
⑤仕事欲は、産まれた時から持ち合わせていません(爆)
⑥睡眠欲は、たぶんオリンピック級!
⑦●欲は、人並みに・・・(爆)←●=りっしんべん?
夢野途中さんは、どうかしら?
特に、①とか・・・まさかね(^^;)

はまちゃんさん

おはようございます(^^)
カレーのお味は・・・・お店の名誉のため、決してお答えできません・・・(爆)
>その中に埋もれる真実を探し出す力は,個人の嗅覚以外に無い。
本当にその通りだと思います。
様々なメディアから流れ出てくる情報の中には、意図して?真実と偽りをごちゃ混ぜにしたような
悪意のあるものも含まれます。
伝え方も、事実を素材のまま(論評抜きで)伝え、解釈を受け手側に委ねるものもあれば、ほとんど
思想誘導?に近いものもあります。情報の取得には注意が必要ですね。
けれどもインターネットが私達にもたらした恩恵は計り知れないと思います。
それまでは、メディア(新聞、TV、ラジオ)からの一方的な(押し付けられる?)情報だけが拠り所
でしたが、インターネットの世界は違います。必要な、又は知りたい情報だけを私達が取りにいける
ところに今までとの違いがありますね。余計なものは見なくて済みますし、繰り返しの言葉やビジュ
アルで洗脳を受けなくて済みます(笑)←特にTVでは嫌でも耳に入ってきますし。

え~っと・・・(汗)
どこかで下ネタに自然誘導?しようと思っていましたけれども、無理そうなのでやめます(笑)
昼食の準備もありますし・・・・・・さてさて・・・ピザーラのメニューはどこかしら?(爆)

Jimmyさま

たった今『シーフード・イタリアーナ』をWEBで注文しました(笑)←なんのこっちゃ(^^;)
さて書き込みを続けましょう・・・。
>だから 頑張れ 今の若者たちよ・・・。
家事の労をサボり、安易にピ○ーラで済ませようとした私がなんですけれども、頑張りたいと思います(爆)
ん? でも私は『若者』ではないですね(笑)
ずいぶんと以前から・・・・。
>ヘルメットと角棒を持ち・・・。
決してベッドではなさらぬように・・・(超新星爆!)

今宵はジンを飲みながら、ジンジンジン雨が降る♬いつになったら♩梅雨が明けるのかジンジンジン雨が降る♩by Pちゃん! さま(笑)
↑↑↑↑↑
次は原稿用紙10枚くらいのもっともっと長いお名前でお願いします(笑)

>最近、気づいたこと・・・杏先生は映画好き!
は~い! 大好きで~す!!
チャップリンとか特に大好きです♪
古い映画はほとんど観ましたよ~~。
色々な映画の色々なシーンが目に浮かびますね。
たとえば↓
ボロに身をまとったチャプリン扮する浮浪者が、さり気なく胸のポケットからハンカチを取り出し、
ボロの埃を払い、そして背筋をしゃんと伸ばし、ハンカチを丁寧に胸ポケットにしまう。そんな
シーンがありました。
本当の気高さとは、こういうものを言う、と父から教わった記憶がありまして、とても心に残って
いるシーンのひとつです。
【街の灯】というチャップリンの映画が私的には最高の一本です。
今更説明の必要もありませんね。ラストのシーンでは、涙が溢れてきてハンカチは一枚や二枚
では足りません。マジでバスタオルが必要なくらいです(笑)
述べたらきりがありませんけれども、一本の長い砂利道を歩き去ってゆくシーンとかも胸にジ~ンと
きました。←タイトル忘れましたが(汗)
もちろん邦画も大好きです♪
【ぽっぽや】なんて原作まで読みました。
雪が降る寒々としたホームに高倉健さんが立っている・・・・そんなシーンだけで私は大満足!(^^)
それからそれから! 【a few good men】でいえば、ジャック・ニコルソンの演技は圧巻でした!
トム・クルーズはなかなかオスカーを獲れませんけれども、年輪を重ねそろそろ脚本に恵まれれば、
という予感がしています。頑張って欲しいですね。
むふふ。止まらなくなるのでこの辺でオシマイね(笑)
で、本題は何でしたっけ?(爆)

ここにいくと、ドイツのナチ収容所を思い出してしまうんだよ。
日曜のランニングでよく行くけど、ざわざわしてね。
前世は、収容所で死んだのかも。

墓石侍 「ムム!  手前の一人の女性。奥に見える若者の集団。
       個と群れの対比がなかなか印象的。
      奥行き感のある構図も時間の流れを感じる。
      モノトーンに仕上げたのもなかなか。
      おぬし!  なかなかできるな!」

杏侍  「おぬしにあれこれ言われる筋合いはない!」
墓石侍 「ムム! 生意気な! 抜けい~~~!」
杏侍  「爪楊枝抜いてどうするの~~~?」
墓石侍 「すみません。 退散します。 では。また。」
 
      

HIRO1957Xさん

こんばんは。
>ここにいくと、ドイツのナチ収容所を思い出してしまうんだよ。
古い煉瓦と剥き出しの鉄骨・・・。そんなところがアウシュビッツを連想するのかもしれません。
でもご安心を! 元々ここはただの『倉庫』でしたので(^^)←違う?
私はここより、根岸競馬場跡地で強い霊感を感じます(笑)

墓石先生♪

こんばんは(^^)
ではでは早速続きを・・・。
『あらら? その抜いた爪楊枝・・・戦闘モードでその程度なのね・・・^^;』と杏は笑う。
『そ、それは(汗)・・・。く、くそぅ・・・!』と墓石侍は地団太踏む。
『せめてこれくらいは、ないとね?』と、小指をピクピクやる杏。
『さ、さらばじゃ~~・・・・・』と、逃げる墓石侍。
こうして村に平穏が訪れた。杏侍は村人に囲まれながら笑顔でこう言った。
『あの爪楊枝・・・。最初は白髪かと思ったの・・・^^;』
(注)この物語はフィクションです(笑)

それでは、墓石先生には『中山杏コメント検定上級』を授与したいと思います。
これからも精進して、がんばってくださいね♪
おめでとうございます(^^)
(笑)


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