
皆様大変ご無沙汰していました。
お変わりなくお過ごしでしたでしょうか?
私の方はと言いますと、鶴居村での生活を今日で終え(嘘)、先ほど持ち帰りました
駄作の数々を右クリック2,000回ほどで無事削除し終わったところです(笑)
ということで(笑) 残った数少ない何枚かを無理してご紹介したいと思います(笑)
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さて鶴居村と言えば、やはり丹頂鶴ですね。鶴が居る村ですから(笑)
けあらしに浮かぶその美しい姿や華麗な求愛ダンスを想像される方も多いでしょう。
もちろん私も真冬の時期には有名な音羽橋や給餌場を何度も訪れ撮影にいそしみ
ます。その美しさは本当に格別ですね。
けれども、丹頂の撮影に適した季節は、実は冬だけではありません。
晩秋から初冬にかけてがまた良い季節で撮影欲を非常にかき立てられます。
雪化粧はありません。緑も青々としていません。枯れ木はどれも色褪せた感じで、決
して色鮮やかな景色を見せてくれるわけではありません。
撮影に関しましても、冬場と違い『ねぐら』と『給餌場』に行けば必ず丹頂さんに会えと
いう事もないのです。
この時期、丹頂はひたすら餌を探し求めます。畑をあさったり、民家の敷地に侵入し
たり(笑) 春に生まれた雛は親と同じ背丈になります(頭はまだ赤くなく、羽には未だ
産毛が混じっています)。母親の見よう見まねで畑を突っつき、父親は後ろからそれを
見守りながら周囲を警戒します。
幼鳥は、初めての冬を迎えるに当たり、両親から生きるための術をあれこれと学んで
いるのです。やがて訪れる厳しい季節。春を迎えることの出来ない幼鳥も決して少なく
はありません。
この季節、丹頂は家族単位で明日をも知れぬ未来へ備えているのです。
そのような見方(もちろん私だけの安易なセンチメンタルな考えかもしれません)をし
ますと、色褪せてコントラストに欠けた原生林で懸命に生きる丹頂の家族の営みが
なんだか寂しげで、それでいて、とても尊いものに感じてしまいます。
自然の中で生きるのって、本当に大変なんですね。
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さて写真の説明です。
1枚目。あまり知られていない丹頂のねぐら(但し、冬季のみ)で撮影しました。
300mmに1.4倍のエクステを装着しています。1D3ですので、35mm換算で
546mm相当です。
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